秋は和菓子のベストシーズン
今年の夏7月、8月中旬までは冷夏。なんだか夏休みもすっきりしないまま、暑い秋へと突入。お彼岸まではノースリーブでOKでしたね。
そんな訳で、今年はなんだか夏の果物も野菜もおいしくなかったような気がします。“小豆”も天候が大きく左右する植物、お米と同様にその収穫量が心配ですが、うわさによると9月の暑さで持ち直したようです。
考えてみると“和菓子”ってほとんどが野菜からできているんですネ。小豆、白いんげん、などの豆類、それに山芋、葛、わらび、百合根、そして粉類はお米から出来ているものがほとんどです。たとえば、白玉粉、餅粉、道明寺粉はもち米から。上用粉や上新粉やかるかん粉はうるち米を製粉したものです。
実りの秋を迎えたといっても、今年の夏の天気を思い返すとはたしていい豆やお米がとれるのでしょうか。ちょっと不安です。
“秋は和菓子のシーズン”と、よく云いますが、やはり小豆も、栗も、山芋も、秋が収穫期。その収穫を喜ぶ気持ちがお菓子にもあらわれてくる気がします。それになんといっても、暑いと作りにくい和菓子が多いので、涼しくなってくると、さあ、作ろうという気になります。
10月はお茶会も多く、そんなお茶会のお菓子を作らせて頂くのは、とても楽しい仕事です。なぜ、楽しいかとういうと、お茶会のお菓子はなんといっても、出来たて、作りたてのものをその場で食べていただける、うれしさがあるのです。 |
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いつも、「このお菓子はどのくらい日持ちしますか?」とたずねられるのは、仕方ないこと、と思っていても、作った者はおいしいうちに一刻も早く食べてほしいと思っている訳ですから、その場で食べていただけるということは、ほんとうにうれしいのです。だから、葛菓子だって、こなしだって、心配せずに作れます。そして、もうひとつ、器やその場に合わせて色や形や名前を考える楽しさがあります。
お茶会でお使いになる器はどんな色、どんな肌合い、そしてその、お茶会のテーマは・・・?そんなことを伺いながら、たのんでくださる方と相談しながら作る楽しさがあるのです。このところ、お教室や本やTVの仕事が忙しく、たのんでいただいたのに、お引き受けできないこともあります。
来年はもう少し、お菓子を作る時間を増やそうと思っています。
皆さんも、お菓子を作る時は自分なりのテーマを決めて、器を選び、テーブルセッティングをしてお友達をお招きしたらどうかしら。
食事というと気が重いけれど、午後のお茶と手作りの和菓子でおもてなし。この季節のテーマは“紅葉狩り”?
お出かけできなくても、きっと楽しい紅葉狩りになることでしょう。
金塚 晴子
へちまのたね:秋は和菓子のベストシーズン
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