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作って解る、和菓子のすごさ

東横線沿線の中目黒に私のお教室があります。同じ東横線沿線の自由が丘はほんの7分ほど。

最近はおいしい洋菓子のお店がどんどん増えて、その上、お菓子の集合館“スウィート・フォレスト”なるものまで出現して、お菓子のメッカになってきました。

でも和菓子屋さんが増えないのはなぜかしらと残念に想います。

和菓子の良さをもっと知っていただくためにもパウンドケーキを焼くように、気軽に和菓子を作っていただきたいなアと思います。

自分で作ってみると、思ったよりカンタン、おいしいことに気がつきます。

作っていくうちに、だんだん奥の深さに気づきます。そして作ってみた者にしか解らない「和菓子の魅力」「和菓子の見方」が出てくるのです。

この秋、私の教室の上級クラスも終わった方々と小さな「和菓子とお茶を楽しむ会」をいたしました。私の好きなお菓子、食べたいお菓子をその日に作っていただいたり、取り寄せたりして、ひとつずつ皆さんと味わいました。

代々木上原 岬屋さんの「葛焼き」、洗足 太市さんのお干菓子など。

葛焼きはその日の朝に作っていただき、たべごろの葛のおいしさを堪能いたしました。葛の食感、小豆の香り、ほの甘さ、これこそ和菓子ならではのおいしさ。微妙なところをすくいとるように食べた時、はっきりわかるおいしさです。

そして葛のよしあしと、葛を程よく練るむずかしさを知っていると、なおそのおいしさに感動できるのかもしれません。

お干菓子は洗足 太市さんの「尾花」。その菓子に押された焼印は全て、寸分のくるいもなく押されていました。お菓子に焼印を押した経験のある方達が多く、難しさをご存じだったので、その美しさに歓声が上がりました。これも和菓子を作っているからこそのうれしさなのです。

来年はもっともっと皆さんに和菓子を作っていただきたいと、作ったことのない方にわかりやすく、気軽に作っていただける方法を工夫していきたいと思っています。なかなか個々のご質問にはお返事が出来ないことも多いので、Web Lessonや出版物も工夫していけたらと思っています。楽しみにしていて下さいネ。

2004年、どうぞ和菓子の世界にいらしてください。

金塚 晴子

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