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水無月

今年も「水無月(和菓子)」の時季がやって来ました。

外郎製「水無月」
へちま謹製 ういろう製「水無月」

三角形の外郎ういろう(葛製もあるが、大体は外郎製)の上に大粒の小豆がのっている、何の変哲もないお菓子ですが、毎年作っては食べています。

何年か前の6月に京都を訪れた際には、東京に居てはあまり馴染みのない「水無月」が、各和菓子屋の店頭に並んでいました。
「夏越の祓い」、これからやって来る暑い夏を乗り切るためのおまじない。氷に見立てた「水無月」を食します。

今年は小田原にある、外郎の元祖『ういろう』さんを訪ねました。
外郎とは、元々は薬の名前だということをご存じでしょうか?
かつて中国(元朝)で礼部員外郎れいぶいんがいろうという官職に就いていた陳宗敬という人が、元朝滅亡後日本に帰化し、官職名と間違えられないように読み方を変えて「ういろう」と名乗りました。
その息子の大年宗奇が中国より伝え、売り出した「透頂香とうちんこう」という薬が大変評判を得、外郎家でつくるこの薬がのちに「ういろう」と呼ばれるようになったといわれています。
陳氏の子孫は北条早雲の招きにより小田原へ移り、以後豊臣家や江戸時代の歴代小田原藩主の保護を受けることとなります。こうして外郎は小田原の名物となったようです。

お菓子の外郎は、薬の外郎を飲んだ後の口直しに用いられたことからその名がついたという説と、その薬に色合いが似ていることからその名がついたという説があります。
ちなみに、小田原の『ういろう』さんでは薬とお菓子の両方の外郎が売られています。

でも訪れた水曜日は、あいにく定休日でした。
せめてお城のようなこの立派な建物を皆さんにお目にかけようと、携帯のカメラで写真を撮ってきました。

『ういろう』店舗外観 『ういろう』看板
小田原城ではありません。
ういろう屋さんです。
代々小田原で薬とお菓子を
作り続けています。

帰り道、かまぼこ横丁のさつま揚げ屋さんへ。ここのお店では注文を聞いてから揚げてくれるのです!とても美味しいアジとネギのさつま揚げ、じゃこ天をお土産に。

さつま揚げ屋店舗外観
昔ながらの手作りのさつま揚げが
美味しい

小田原ってこじんまりとしていて、美味しいものもたくさんあるし、のんびりとお散歩するにはいい街なんですヨ。
皆さんも是非一度足を運ばれてみてはいかが?

へちまのたね:水無月

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