道明寺について
あっという間に桜が咲き、散り、葉が繁り、はや5月。
たいそう賑わっていた ここ中目黒、目黒川沿い界隈もすっかり静かになってきました。
それでもお教室を始めた10年前に比べてその変貌は急で、何と若年者の街になったことでしょう。
どんどん素敵なお店も増えています。
でも、落ち着いて美味しいお茶とお菓子を味わえるお店が増えないのが残念です。
そんなことで、やっぱりお菓子は手作りにしましょうか。
お教室も新しい方々を迎えて、最初の和菓子は桜餅。皆さんには道明寺製の桜餅を作っていただきました。
さて、その道明寺というのはどうやって出来ているかというと、もち米を蒸してから乾燥させ、それを丸のまま四ツ割、五ツ割、細か挽き(頭道明寺)にしたもので、昔の携行食、まぁ現代風にたとえるならレトルト米と言えましょう。
その発生の地が大阪藤井寺の道明寺と言われ、今から千年程の昔、菅原道真が九州太宰府に左遷された頃までさかのぼります。当時、道明寺におられた道真公の伯母様にあたる尼僧が、道真公の無事を祈って供えた御飯を干して、それをお参りにくる方々にお下げになった所、その米をいただくと病が癒えるという噂が広まり、以来人々の求めに応じて干飯(糒)を作られたことが始まりと言われており、その後寺の名を取り、糒のことを道明寺と呼ぶようになったようです。
今でも藤井寺の道明寺では道明寺粉が売られていて、そのパッケージもなかなか雰囲気があり、その袋に書かれている文字「糒」は豊臣秀吉公の筆なるものと言われています。
中身は多分4ツ割、私のレシピでも大丈夫。大阪にお出での際はちょっと立ち寄ってみるのも楽しいかなと思います。
WEBレッスン:道明寺について
へちま

