池の坊165mm生花用鋏 播州刃物

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華道やフラワ-アレンジメントなど、花や草を切る時に使う花鋏。池の坊は、生花に数多くある流派の中で、日本最古の流派です。池の坊の鋏の特徴は、持ち手のところがくるっとなっていて蕨(わらび)に似ていることから「わらび手」と呼ばれています。このわらび手は硬い枝や茎の切り口を潰し、水揚げを良くします。また、刃の角度を鋭角に仕上げているので、断面の繊維を潰すことなく切ることができ、活けた花が長持ちします。どこの家庭にもあるキッチン鋏(はさみ)や手芸鋏、それらが古くから伝統産業としている地域が兵庫県小野市にあります。現在の兵庫県南西部「播州」に昔から根付く金物産業は、刀の鍛造が元々の始まりだと言われています。 日本刀の遺伝子を持つ播州刃物の産業の起こりは、日用品としての髭剃りから始まりました。打刃物の起源は奈良時代(約1200年前)と言われており、奈良の都に贈る献上米を小野市で作っていました。その後、江戸時代の刀鍛冶の文化により刃物は飛躍的に進化し、約230年ほど前から剃刀や鋏といった日用刃物が.

播州刃物