しゅっ、しゅっと、かつおぶし削りの音は、美味しい和食への第一歩。無形文化遺産に選ばれた和食の素材のうまみを引き出す大切な「だし」。鰹に昆布と種類はありますが、だしを作ることも楽しく、出来上がった食事をより一層美味しく感じるかつおぶし削り。まるで、かんなで木を削る大工さんのように、しゅっ、しゅっと削る音と母親の手つきに、子ども心に憧れたのを憶えています。透き通る薄さに削られた鰹節を、小さな引き出しを引いて、指先でつまんで口に入れ時にふんわりとしていて、そのあと、じわっと美味しかった記憶があります。現代では、真空パックに入った便利なかつおぶしがありますが、かつおぶしを削る作業自体それほどの手間ではありません。家族2人-4人分のちょっとの量なら、一手間かけることで、家庭での食の幸せが広がりそうです。ほうれん草のお浸しにかつおぶしを乗せて、醤油を一回し。おかかのおにぎりや、煮物、炒め物のアクセントに。削りたてのかつおぶしを一度口にしたら、きっとその美味しさの虜になってしまうはず。鉋(かんな.
台屋(DAIYA)