蔦にとり 長皿 宮本泰山堂(みやもとたいざんどう)

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深い緑の葉をつけた蔦(ツタ)の実を狙う鳥が描かれた、宮本泰山堂(みやもとたいざんどう)の蔦にとり 長皿。豊かな自然を生き生きとしたタッチで表現した、手仕事から生まれるうつわの魅力を感じさせてくれます。盛り付けを楽しむうつわ「器は料理のきもの」という言葉を残したのは、北大路魯山人。うつわは決して自己主張しすぎず、あくまで主役の料理があってこその引き立て役。うつわと料理の関係を見事に言い表した言葉は、料理や盛り付けの楽しみをも作ります。宮本泰山堂が手がけるうつわには、豊かな自然や生き物、四季折々の景観が表現されており、そのどれもがまるで一枚の絵画のよう。職人が細筆を使い、白磁のうつわに九谷の伝統色を乗せていくので、一点一点筆の動きや色の濃淡が異なり、その違いがまた味わいを生み出しています。蔦にとり 長皿は、色数を抑えつつも綿密な技巧と遊び心を感じさせる絵付けが施されています。ツタの葉は一枚一枚異なる色をしていたり虫食いがあったり、熟した実とそうでないものがあったり、振り向く鳥の細部まで.

宮本泰山堂(みやもとたいざんどう)