赤線三つ葉くらわんか 梅山窯(ばいざんがま)

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名前の由来は関西弁の「くらわんか」(食べませんか?)からという、何とも可愛らしい理由から。江戸時代発祥で、川を流れる不安定な船上で食べるため底尻(高台)が高く安定感のある形に作られており、その習わしが現在にも伝わっている伝統的な器です。温もりのある焼き物を生活に取り入れるとき、気になるのはその扱い方。いわゆる土ものと言われる陶器は繊細で、日常使いに躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。そんな方にはまず、丈夫な磁器から挑戦してみることをおすすめします。陶石から作られる磁器は生成時1200℃以上の高温で焼かれ、食洗機やレンジも問題のなくお使いいただけます。また、磁器と一口に言っても、色鮮やかな絵付けが特徴の九谷焼、品のある白さが特徴の有田焼と、産地によって様々な種類があります。その中で今回ご紹介するのは、素朴でぽってりと温かみのある磁器、砥部焼(とべやき)。国の伝統工芸品にも指定されている砥部焼の中でも最古の窯元、梅山窯(ばいざんがま)の器たちは美しい絵付けもさながら、150年と.

梅山窯(ばいざんがま)