抹茶碗 彩紅白椿 西川貞三郎商店(にしかわていざぶろうしょうてん)

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清水焼(きよみずやき)は、京都を代表する伝統工芸品の一つで、もともと清水寺に向かう清水坂界隈の窯元で焼かれていたものを指してそう呼んでいたのが始まりです。日本の各地の有名な陶磁器が、その土地固有の土や水など自然条件を生かしてつくられているのに対し、1000年に渡り、都として人々が集まった京都の美意識や文化が影響し、日本独特のわびさびの文化を感じさせる焼き物であることが、特徴といえます。京都は都であったことから、古くから日本の中心地として全国の焼き物が集まる巨大な市場でした。桃山時代に入ると茶の湯の流行とともに京都市内でも茶道具、器を作るようになり、茶人や宮家・公家、各地の大名や寺へ献上されるようになりました。現在でも300以上の窯元があります。大正6年創業で、まもない大正10年頃からシベリア・中国南洋諸島へ清水焼や生活用品の販路拡大に努めていた老舗、西川貞三郎商店は、日本の伝統文化に根差した新商品を開発しています。現代においては、珍しいことではありませんが、創業当初から国内だけにと.

西川貞三郎商店(にしかわていざぶろうしょうてん)